淡水小白宮:淡水河を一望できる歴史的建造物と撮影スポット

新北市 淡水区
観光
淡水は台湾の史跡の町と言えます。紅毛城、淡水滬尾砲台、イギリス領事館、マカイ墓地などに加えて、今回ご紹介する小白宮があります。
「旧清淡水関税務司官邸」は小白宮とも呼ばれ、1870年に建てられました。新北市淡水区埔頂に位置し、清朝の淡水関税務司の官邸であり、「埔頂洋楼」とも呼ばれています。1997年に中華民国内政部によって三級古蹟に指定され、現在は新北市指定古蹟となっています。


1996年、財政部関税総局は司長官邸を廃棄し、従業員住宅に改築することを決定し、「小白宮を救え」運動が起こりました。淡水の有力者や専門家学者の尽力により、台北県淡水鎮公所は小白宮に歴史的意義と保存価値があると判断し、古蹟調査表を提出し、小白宮を古蹟に指定することを要求し、この歴史的意義のある白い建物を守りました。


建物の外の眺めは素晴らしく、淡水河に面し、観音山を遠くに眺めることができます。屋外で写真を撮るだけでも十分に楽しめます。



園区は2004年に現在の姿に再建され、一般公開されています。



内部空間には、主寝室、書斎兼オフィス、宴会場などの西洋式のレイアウトがあります。

紹介文には中国語だけでなく、英語、韓国語、日本語もあり、園区を訪れる外国人の方も古蹟の歴史を理解することができます。



第二次世界大戦後、建物は荒廃し、当時の近隣の学生たちから「幽霊屋敷」と呼ばれていましたが、後に現在の姿に改築され、多くのインスタグラマーやウェディングフォトの撮影場所となりました。




『小白宮』
住所:新北市淡水区真理街15号
開館時間:09:30~17:00
(祝日は18:00まで延長)
休館日:毎月第1月曜日
(祝日の場合は通常通り開館、翌日休館)、旧暦大晦日、元旦、政府が発表した自然災害による休業日、その他必要な休館日は別途告知します。(イベント情報は淡水古蹟博物館でご確認ください)
Published in 2022